弱電

電気を信号として使用する場合、電圧は48V以下という弱い電圧で使用します。インターネットの接続や電話、テレビのアンテナの接続などは電気を信号として伝えるため弱電となります。

弱電の設備

具体的に弱電に当たる設備をまとめます。

  • 電話設備
  • 表示設備
  • インターホン
  • 火災通報設備
  • 情報配線設備
  • ガス漏れ警報設備

などが該当します。どれもデータを伝えるための設備という点で共通しています。

クリニックのLAN構築の
注意点

クリニック・医院(診療所)のネットワークの構築にはたくさんの課題があります。患者の個人情報の漏洩を防ぐためにも、安全管理のためにも、リスク対策が欠かせません。そのため、よほどITに精通している先生でなければ、ネットワーク構築および保守管理をすべて自分たちでおこなうことは難しいと考えたほうがいいでしょう。では、クリニックのネットワークの構築はどんな業者に頼めばいいのでしょうか? 早速紹介していきます。

ここでは、クリニックのネットワーク構築のポイントと注意点を以下の3点に絞り、それぞれ解説していきます。

①ネットワーク構築と配線工事を一気通貫で行う業者に依頼する
②24時間ネットワークの遠隔監視を行う業者に依頼する
③クリニックでの実績が豊富な業者に依頼する

①ネットワーク構築と配線工事を一気通貫で行う業者に依頼する

これまで、クリニック開業にあたってのネットワーク構築は、 NTT下請けの弱電工事業者がLAN配線を行い、その後に設置された配線を利用して別の業者が構築するのが一般的な流れでした。

しかし、この場合、LAN配線とネットワーク構築のサポート体制が分断されているため、何かしらのトラブルがあった際に問い合わせ先がわからないという状況になってしまいます。
このような状況にならないためには、ネットワーク配線工事と構築を1社に依頼することが重要です。

②24時間ネットワークの遠隔監視を行う業者に依頼する

ルーター・端末までのネットワークが問題なく通信できているかどうかを、24時間遠隔で監視してくれる業者を選ぶようにしましょう。医療システムが安定して稼働できるようにするためと、ネットワーク障害時に迅速な対応をしてもらえるように、セキュリティ体制をしっかり整えておくといいです。

③クリニックでの実績が豊富な業者に依頼する

近年、クリニックのネットワークの役割は、院内の医療を支えるだけではありません。地域での情報連携の役割も果たすようになってきており、総務省は地域の医療機関をネットワークでつなぐ「地域医療連携ネットワーク(EHR)」の高度化・標準化・相互接続化を進めています。

このような状況下において、クリニックではより強固なネットワークの構築が求められています。業界内での特殊な事情にも精通した、実績豊富な業者に依頼することをおすすめします。

クリニックのLAN構築時の
トラブルは?

診療所の開業にあたって、LANの構築がどの段階でおこなわれていたかというと、内装施工業者やNTTの下請けの電気工事業者がLAN配線をおこなった後、その配線を利用して構築されるのが一般的でした。つまり、「LAN配線とネットワーク構築のサポート体制が分断されている」ということ。そのため、たとえば電子カルテ及びPACS、医療機器が動かなくなり、自院では原因が究明できない場合、どこに問い合わせればいいかわからないということが起こりがち。開業に向けての準備に追われるなか、さらに手を回さなければならないことが増えてしまうことが多かったのです。

流れ

現地調査・見積もり・提案

お問い合わせ後、ヒアリング・現地調査のうえ、お見積りを提示いたします。

ご契約

提案内容にご納得いただき、電子契約にてご契約が締結します。

設備・施工

弊社エンジニアにてご希望の日程調整。内装業者さまなどと打ち合わせしながら施工いたします。

電子カルテや放射線画像情報、各種医療画像、医療機器等又、顧客・予約システム等、ネットワーク環境で利用する機器やシステムは医療現場では多様化、複雑化しています。
基本的にLAN(ネットワーク)構築は弱電設備業者が建築・内装時に行い、LAN(ネットワークトラブル)に関しては各種医療機器メーカーのサポート対象外となっています。
医療機器の安定稼働はもちろん、電子カルテなどの患者の個人情報や医療情報データなどを扱ううえで医療機関のネットワーク配線は、構築はもちろん運用保守、障害発生時の迅速な対応まで、一貫した管理体制が求められます。
当社では豊富な電子カルテメーカー及び医用機器メーカーとの協力実績を元に、各社と協力し迅速に原状回復に尽力できる様対応を心がけております。